PRプランナー 妹尾浩二の日記

日々の活動記録

Archive for 3月, 2015

地方創生、道州制について考えました

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3月6日、地方創生の選択肢としての道州制について考える講演会が松山市で開かれました。講師は青学大の西川教授。経団連の外郭団体、経済広報センターが主催するイベントで、私も地元の広報スタッフとしてお手伝いしました。

西川先生によると、日本の財政状況と今後の人口動態や将来像を考えたとき、三大都市圏を除く地方での、地域社会の再編は避けられない。今は山間部の僻地であっても人が住む限り、すべての家庭に水道・ガス・電気が届き、郵便や新聞が宅配される。今後、地方の自治体にそんなインフラを維持できる財政的な余裕はなくなる。自治体の中の、数軒の高齢者世帯しか残っていない「限界集落」では、どこかの時点で町の中心付近(の空き家)に住み替えていただき、買い物、通院などで自立した暮らしをしてもらう。そうすれば、電気、水道、道路、郵便などのインフラの維持管理コストが浮いてくるし、高齢者の孤立を防ぐこともできる。その際、法律においてある程度強制的に住み替えを進めていかなくてはならないが、長らく暮らした土地と家への未練やこだわりを捨てて割り切って移住してもらうための心のケアが必要である。

そうして、コンパクトシティ化を実現し、なおかつ市町村、県の統合を行って、国レベルの自治権を持つ「四国州(または中四国州)」を作るべき、という西川先生の論には大いに賛成です。

日本は小さな国で、たとえば四国が独立しては経済が成り立たないと思われていますが、他の諸外国と比べてみると、四国はニュージーランド一国に匹敵する人口とGDPを持っているそうです。四国という島の中で産業や政治の選択と集中を行い、ひとつの国として生き残っていく道が、今ならまだ間に合いそうな気もします。

Written by COZYSENOO

3月 6th, 2015 at 11:01 pm

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FOODEX JAPAN会場を高知県が席巻!

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3月3日~6日に千葉の幕張メッセで行われた国内最大級の食品展示会、FOODEX JAPAN2015。2日目に、いくつかのクライアントさんと四国関係の企業のブースへ応援に行ってきました。

来場者は外食関係の事業主や商社などのほか、ここ数年は特に海外(特に中国・韓国・台湾)からのバイヤーが目立つようになりました。今年の特徴は、国内出展社中心の会場では、企業単体の出展よりも、中小機構や各県、商工会議所などの寄り合い形式の大型ブースが半分以上を占めて、さながら都道府県の新しい名産品見本市といった感じであったこと。バイヤー側から言うと「モノはいろいろあるけどターゲットが見えない」「どこに自分の求める商材があるのかわからない」ような印象を受けました。各企業が自社で身銭を切ってブースをしつらえて、趣向を凝らして競い合っているのが刺激的で良いのに、このままいくと、数年後にはひとつの会場が47都道府県の寄り合いブースで埋め尽くされる姿が予想されます。これでは展示会として面白くない。FOODEX存続のためにも、早急な方向転換を求めたいものです。

さて、そんな各県ブースの中で今年いちばん元気だったのが、高知県。大型ブースの装飾も派手だし、出展社の数も多い。来場者も他所よりたくさん集めていた印象があります。なんといっても目立ったのは、高知のゆるキャラ、「カツオ人間」が描かれた特大版の黄色い紙袋。

黄色いカラーと強烈なデザインだけでも存在感があるのに、むやみにでかくて、高知県の全小間を回ってパンフレットを集めても余裕の大きさ。これは他のブースで配られた資料や、他所が配る小型の紙袋まで放り込んで、一番オモテに高知県を見せるという魂胆。しかも、高知県のすべての小間で、道行く人にどんどん配るものだから、会場に「カツオ人間」があふれるというわけ。

実際、会場内では目の届くところに必ず5人も10人も高知県の袋を肩から下げた人が目につく。果ては、帰りの京葉線の社内にも、高知県の黄色いバッグがあふれる情景は、なんともすごいものがある。他の、島根県や徳島県もキャラクターの入った紙袋を配っていましたが、夕方にはほとんど高知県の紙袋に飲み込まれていましたね。FOODEXに参加したほぼ全員が覚えてくれることは間違いありません。何百万円もかけてブースを装飾するより、PR効果は何倍も高いはず。

高知県の担当者がそこまで予想してこの紙袋作戦を考えていたなら、かなりの戦略家だと思います。ちょっとずるくて、やり過ぎかもしれませんが、やったもん勝ちです。うならされるPR手法でした。

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Written by COZYSENOO

3月 6th, 2015 at 9:45 pm

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