PRプランナー 妹尾浩二の日記

日々の活動記録

Archive for 5月, 2013

ゆっくり歩くと見えてくる。

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「きゃりーぱみゅぱみゅ」って、50過ぎのおっさんからすると、正体不明の生き物ですね。女の子というよりむしろ「ゆるキャラ」に近い感覚で見ております。

しかし、「きゃりーぱみゅぱみゅ」って言いづらいな。そう思っていたら、これを噛まずに言う方法を教えてもらいました。

ドラえもんがポケットから「どこでもドア」を取り出すときの「どーこでもドアー」というリズムでゆっくり言えばちゃんと言えるのだそうです。ほんとだ、言えた。
そりゃ、どんな早口言葉だってゆっくり言えばちゃんと言えますよね。

ところで先日、四国八十八か所遍路の続きを歩いてきました。
一年のブランクを経ての再開です。足掛け5年目、尺取虫形式の区切り打ちはゴールの予定がまったく立ちません。

今回は宇和島駅から41番札所龍光寺、42番札所仏木寺を経て西予市の43番明石寺まで約25㎞の道のり。

マラソンからすると歩きの25㎞は何てことない距離なのですが、途中、海抜500mの険しい峠を越える山道もあり、思いのほかハードなルートでした。
今更ながらこの長い道程をずっと歩き通すお遍路さんたちの体力だけではない大きな力を感じずにはいられません。

一年ぶりに四国の遍路道を歩いてわかったこと、それは、急いで歩くと見えないものが無数にあること。ゆっくり歩くほど、五感のすべてに働きかけてくるものがたくさんあるということ。

たとえば、車の通れない山の中の峠を越える遍路道には、車や飛行機の人工的な音はもちろん、鳥の声や虫の鳴き声、水の流れる音さえ全くしない、静寂の世界があります。

田んぼの中の農家の脇を歩いていると、そこのおばちゃんが呼び止めてみかんとお茶をお接待してくださいます。

愛媛県では小さい子供だけでなく、中・高校生もお遍路さんを見ると「こんにちは!」って元気にあいさつしてくれます。

季節の草花、野鳥の群れ、空の雲・・・(それらの名前が全部わかれば素敵なのですが)とにかく一歩一歩進むごとにいろんな新しい体験ができるんですね。

歩きだからこそ聞こえる音、感じられる風、見える風景、出会える人があって、車やバスで効率よく回るお遍路旅では絶対に見えないものが、そこにはあります。

四国遍路の本当の意味というのは、お寺に参拝し納経帳にスタンプを押してもらうことだけではなく、札所と札所を結ぶ何十㎞、何百㎞という遍路道の道端にこそあるものだとあらためて感じます。

私たちは日々のビジネスの中で効率を重視しスピード勝負で物事を処理することばかり躍起になりがちです。
そうしなくては勝ち残れない厳しい現実もあるでしょうが、急ぎ過ぎてかえってできないこと、スピードのせいで見失ってしまうものも多いのです。

マラソンでも、自分のペースを上回って飛ばしすぎると必ずどこかで足が止まってしまい、良い結果が残せません。
人生はマラソンよりはるかに長くて障害の多いレースです。
「24時間、365日全力疾走」を自慢している経営者の方もおられますが、急ぎすぎて見失っているものはありませんか?

確かに、新ビジネスのスタートアップやここ一発の大勝負など、フルスロットルで走る時期も必要ですが、そんな中でも一日に一時間、一週間に一日くらいは無理やりにでも自分をフリーにして、ゆっくり歩きながら周りをじっくりと見渡すと、もっと大事なものが見えてくるに違いありません。

余談になりますが、富士山の世界文化遺産への登録がニュースになっていましたが、四国では八十八か所の遍路道を世界文化遺産にしようという運動が続いています。

四国という島をぐるりと一周、八十八のお寺を歩いて巡拝するという独特の風習は世界にも珍しいものといわれています。私も「お遍路さん」の一人としてぜひ世界遺産登録を実現させてほしいと思っています。

世界遺産登録を可能にするためには、もっと四国遍路の人口を増やすことも必要。もし興味がある方がおられたら、
一緒に歩きますので声をかけてください。

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Written by COZYSENOO

5月 9th, 2013 at 11:09 pm

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