PRプランナー 妹尾浩二の日記

日々の活動記録

Archive for 1月, 2013

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「うどん県」でぶっ飛び「おしい!広島県」であきれた

と思ったら、「おしい!桃太郎市」だって?

岡山県出身者としてみれば「穴があったら入りたい」

くらいの恥ずかしさを隠し切れない私です。

http://den-oka.jp/

これについて昨日から、各メディアがそろって

「パクリ疑惑ではないか」

などという当たり前の報道をするものだから、

見たくもないのに目に入ってきてしまう。

「2月1日には真相が明らかに!」などと言われると、

興味はなくてもとりあえずチェックしなくちゃならない。

「柳の下にもうドジョウはいないよ」と言われていたのに、

隠れたところに一匹だけいたんですね。ちくしょう。

確かに岡山市の手法はパクリであり、「禁じ手」。

だいいち、本物の市長が出ているところが許せない。

節操がない。品がない。バカみたい。市民になりたくない。

そうした声が沸きあがって、関係のない人たちも、

どんなものなのか、怖いもの見たさで特設サイトを

覗いてしまう。

ツイッターでつぶやいてしまうし、ブログにあげてしまう。

Facebookにも載せてしまう。

結果として、サイト開設からたった1日で訪問者数が

666000人に達したとのこと。

おお、ほぼ岡山市の人口じゃないですか。

「真相が明らかになる」2月1日にはもっと伸びそうだ。

市長が頭に角つけて、パクリの映像に遊び半分で出演する、

役人出身や元官僚の首長だったら100%NOという

ところでしょう。

でも「子供の遊び」を仕事にしていた高谷市長だからこそ、

遊びの効用を理解して思い切った作戦に打って出ることが

できたんでしょうね。

私のFacebook友達にも、この話題を取り上げている

人が何人かいて「いいね」とコメントの数が異常に多い。

ということは、この話題が良くも悪くも、人から人への

口コミの格好のネタになっているということですね。

「パクリ疑惑」も「二番煎じ」も、堂々とやると返って

叩かれない。このキャンペーン、岡山市主導というより、

どこかの広告代理店の影が見え隠れしていますが、

いずれにしても、ひねってひねって元に戻った感じで、

PRの話題づくりという意味においては大成功の部類

でしょう。

こうした、一瞬目を疑うような意外性ある組み合わせは、

人と人とのコミュニケーションの起爆剤になります。

そして、商品開発や広報PRのネタづくりにおいても、

心掛けておくべきことだとおもいます。

私の手元に、フジサンケイビジネスアイの某日の切り抜き

があります。新商品の紹介記事「トレンドウォッチ」の

中で、目を引くのが

「じゃがいもを電池にしたECO時計」

http://news.mynavi.jp/news/2012/08/24/043/index.html

「スイーツ男子に着目したプリン」

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120911/bsf1209110500007-n1.htm

そして「よしもと芸人人生ゲーム」。

http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei/

これらは、記事を見た時点で興味をひかれるし、

買うと必ず誰かに話したくなる、コミュニケーションツールに

適した商品です。

「良いものを作れば売れる」そんな時代ではありません。

映像コンテンツでも、サービスでも、商品でも、これからは

美しさ・上質さ・機能性・安心・安全・おいしさ・手軽さ・

便利さなど、消費者に求められる要素を満たした上に、

誰かにしゃべらずにはいられない、話のネタを提供できた

ものだけが売れていく時代になると思います。

真面目なものづくりでも高得点が狙えますが、

フィニッシュで3回転半ヒネリを加えることができなければ、

メダルには手が届かないでしょう。

Written by COZYSENOO

1月 30th, 2013 at 8:17 pm

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成人式と銀婚式

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DSC_0952

松の内が明けて、もう1月も半分経過。
皆さんすでにエンジン全開で仕事して
いらっしゃることでしょう!

そんな中、
昨日(1月14日)は成人の日ということで、
テレビで晴れ着の女の子たちがはしゃいでいる
姿を見ながら感慨に浸っておりました。

31年前の自分の成人式は
もうほとんど記憶にありませんが、
月日の経つのが早いことを実感します。

今年の新成人はバブル崩壊とともに生まれて、
失われた20年にそのまま育ってきた、
因果な世代といえるでしょうね。

そんな彼らに恋愛・結婚について調査した記事が
新聞に出ていました。

調査結果によると「現在、交際している人がいない」
と回答した男性が80.8%、女性が65.5%。
「交際相手が欲しい」の回答は64%で過去最低。
5人にひとりは「結婚したくない」と回答したそうです。
「一生のうち一度も結婚しない『生涯未婚率
(50歳で一度も結婚したことがない人の割合)』
の上昇が危惧される」と記事には書いてありました。

昨年のニュースで、生涯未婚率が男性20%、
女性10%を超えて30年で8倍に増えたと
いわれていました。
つまり、私の同年代でも男性の5人に一人、女性の
10人に一人は結婚しないまま今日まで来てしまって
いるということなのです。
我々の世代では結婚するのが当たり前で、特に女性は
25歳までに結婚しないと「売れ残りのクリスマスケーキ」
とまで言われていましたから、このデータには正直、
驚きました。地方と大都市圏の違いなのでしょうか。

今の新成人世代はあの当時より環境が厳しいですから、
さらに結婚が遠のいていくでしょうね。
「晩婚化」「未婚化」に「離婚率の増加」も加わって、
単身者世帯が夫婦と子供のいる世帯数を上回り、
今後さらに増えていくのは明らかです。

以前、大前研一さんが
「未婚や晩婚で結婚しない人に加え、夫婦でも別々に
行動することが普通になっている。夫婦や家族で一緒に
行動するというライフスタイルではなくなっている」
と書かれていました。

いままで住宅や食品メーカー、スーパーやレストラン、
レジャー施設なども親子、夫婦、カップル、恋人同士
など二人以上の客を前提とした商品やお店づくりに
なっていました。
しかしこれから、そんな従来の標準的な顧客モデルが
どんどん崩れていきます。
そして「おひとりさまビジネス」が
宝の山になってくるんですね。

これからは、スーパーではひとり用に小分け(個分け)
した惣菜や肉が売れるし、外食産業ではテーブルよりも
カウンター席を希望する人が増えてくる。マンションは
ワンルームとファミリータイプの中間程度の間取りが
人気になる。車は燃費の良いコンパクトカーが主流に。
おひとりさまの老後の安心を保障する保険もでてくる。
永代供養専門のお寺が注目を集める。
おひとりさま専用のカラオケ、映画館、旅行ツアー・・・

ここらまでは既にありそうなビジネスモデルですが、
いろいろアレンジすれば、すぐに100個くらいの
ビジネスアイデアは浮かんできそうです。

皆様のビジネスにおいても、こうしたライフスタイルの
変化に対応する「おひとりさま向け」商品、サービスは
考えられませんか?

成人式にあたって、私がなぜこんなことを考えたかと
いうと、実は私たち夫婦が結婚したのが昭和63年の
1月15日の成人の日だったからです。
私が26歳、ヨメが25歳でした。
「祝日に結婚記念日が来れば必ず思い出す」
「休日なので旅行や食事に行きやすい」
という合理的でナイスなアイデアだったんですが、
いつの間にか成人の日を勝手に動かされて、
ただの平日になって間抜けになってしまいました。

あの日から数えてまる25年。
このたびついに銀婚式を迎えてしまいました。
「もう25年経ったのか」という思いもありますし、
長かったような気も。
そしてこれから先、何年続いていくのでしょうか。
ともあれ、25年間、ケンカしながらも気長に
付き合ってくれたヨメには感謝しています。

一方で、我が家の愚息たち(21歳、17歳)は
果たして結婚できるのか?
「おひとりさま」の仲間入りか?
それが一番の心配の種になりそうです。

Written by COZYSENOO

1月 16th, 2013 at 12:12 am

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マグロバブルは続くのか?

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新春恒例の築地市場でのマグロ初セリのニュースが流れると、いよいよ2013年も本格始動といった感じがします。

ところで、今年も最高値で落札したのが全国で50店舗を展開する「すしざんまい」の喜代村。その落札価格というのが1億5540万円。去年も5500万円で「すしざんまい」が落札しており2年連続だそうです。パッと聞いて、マグロ一本1億5千万円というのが高いのかどうか私には見当もつきません。でも握り一貫あたりで原価2~3万円、売価6~10万円相当と聞くと、これは異常としか言いようがありません。

初セリで落とすものは数が限られますから、その希少価値は通常の市場価値とは別次元にあります。夕張メロン1個3万円とか、マツタケ1本10万円とか聞くことがあります。まあどうせ自分の口には入らないのだからと、関心を持ったこともありませんでしたが、今回ばかりはちょっとオドロキましたね。

「すしざんまい」ではこの超高いマグロを「いつもどおり」の価格で提供したということですから、1億5千万円の投資から回収できる寿司の売上はせいぜい100万円ほど。その差額は「広告宣伝費」とのこと。案の定、1月5日から6日の2日間だけで、テレビ、新聞、Webの各メディアで数百本という露出がありました。ニュースだけかと思ったら、6日にはテレビ東京系で「決定版!巨大マグロ戦争2013~初セリにかける男たち」というドキュメント番組まで放送されましたから、「すしざんまい」にとってはこの初セリは「絶対に負けられない戦い」に勝利したわけですね。

6日の日本経済新聞の記事によると、「マスコミの露出を広告宣伝費に換算すれば数億円以上の価値があり、回転寿司チェーンの広告費の水準からいっても十分元が取れる」。マグロ一本では赤字でも、その後の露出で儲かってお釣りが来る計算なんですね。こうして、最高価格でセリ落とすことが正月早々大きなニュースになることと、そのニュースパワーが巨大であることを、木村社長はよく心得ていたのでしょう。プロ野球で落合の年俸が1億円を超えたときにみんなが驚きましたが、それが2億、3億になっても誰も驚かないように、今さら他の寿司チェーンがこの戦いに参入しようとしても、来年以降、これほどのニュース価値が続く保証はどこにもありませんからね。

ただ、市場関係者によると「初セリであまりに高騰しすぎたために、海外の取引先からマグロは日本では高値が付くという認識を持たれて、価格が吊り上げられ、結果として消費者が購入する価格にも影響するおそれがある」という懸念の声もあがっているとのこと。また、海外のメディアでもこの狂想曲は冷ややかな論調で取り上げられているということですから、マイナスの評価もあるということを知っておく必要もあるでしょう。

でもまあ、正月早々この「マグロバブル」が今年の経済を景気づけてくれて、日本が活気を取り戻してくれたら言うことはありません。

Written by COZYSENOO

1月 11th, 2013 at 5:51 pm

Posted in オンタイム