PRプランナー 妹尾浩二の日記

日々の活動記録

Archive for 4月, 2012

震災から一年経った被災地で見てきたこと① 「マザーミサンガ」

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震災のあったその日、早春の名振の海は穏やかだった。
浜では最盛期を迎えた名産のわかめの水揚げが行なわれていた。
お昼過ぎ、水揚げ作業を終えて一息ついた頃に、その地震はやってきた。

いままで経験したことのない、とてつもなく強く長い揺れ。
やがて津波が襲ってきた。
一波、二波、三波・・・波は家を押し流し、船や漁具もみんな海に運んでいった。
津波の高さは15メートル。
浜に92戸あった住宅のうち8割を超える77戸が被害を受けた。
漁業に頼って暮らす名振の人たちは、途方に暮れた。

そして、石巻市中心部から遠く離れた名振は、復興支援の手が届かず、
瓦礫の撤去も後回しにされ、陸の孤島状態が長く続いていた。

しかしそんな中でも名振地区の住民は辛抱強かった。
男性たちは漁の再開に向けて瓦礫の処理や船の調達を進める一方で、
女性たちは仮設住宅で内職を始めた。

女性たちは、津波で被害を受けた魚網の糸を使ってミサンガを作っていた。
はじめは黒や白しかなかったが、やがて赤・青・ピンクなどカラフルな糸も用いて、
デザイン豊富なミサンガが編まれるようになった。誰かが名づけた。
「名振のお母さんたちが作るミサンガ」だから「マザーミサンガ」。

普通のミサンガは、長く身に着けていて切れると願いが叶うというおまじないがあるが、
マザーミサンガは「切れないこと」に価値がある。
魚網に使うナイロンの補修糸は強く、簡単に切れることはない。地域の絆、家族の絆、
そして支援者との絆をいつまでも大切にしたいという、名振の人たちの願いを込めた
ミサンガである。かけがえのない人との心の絆をかたちにしたい人に、使って欲しい。

2012年4月14日から15日、香川から宮城県石巻市の被災地を支援する
「美・パワープロジェクトin石巻」のメンバーとして参加してきました。

名振のお母さん方の願いを込めて作られたマザーミサンガ、1本1,000円。

売上金は100%、名振地区コミュニティーに送られ、復興に直接役立てられます。
興味のある方は「マザーミサンガ」で検索してみてください。

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Written by COZYSENOO

4月 16th, 2012 at 4:48 pm

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