PRプランナー 妹尾浩二の日記

日々の活動記録

Archive for 10月, 2011

香川銀行でPRセミナー。

without comments

30名ほどの方々が熱心にご聴講いただきました。

30名ほどの方々が熱心にご聴講いただきました。

香川銀行KNBCクラブの経営セミナーで講師をつとめました。香川県内の中小企業経営者、経営幹部の方々約30名ほどを前に、「プレスリリースを活用したマスコミPR術」として2時間ほどの講義。1時間半~2時間というと、一気に喋るには少し長く、演習などを盛り込むには短すぎる中途半端な長さ。今回は広報初心者相手の内容をと考えて、PRと広告の違いや、地元企業のPR成功事例など基本の部分を中心に話しましたが、参加者からは「基本はいいからもっと実戦的なノウハウを教えて欲しい」とか「地元の事例ばかりでなく全国の事例をあげてほしい」などというご要望もいただきました。セミナーは何回やっても自分で満足できる点数になったことが無く、いつも反省点ばかりです。参加者全員に満足していただけるセミナーはなかなかできませんね。これからも日々勉強です。

Written by COZYSENOO

10月 28th, 2011 at 5:52 pm

Posted in 未分類

うどん県のPR効果

without comments

「香川県が『うどん県』に改名」

このニュースを初めて知ったのは、テレビでも新聞でもなく、フェイスブックの友人の書き込みからでした。

http://www.my-kagawa.jp/

興味を持って、添付されていたアドレスから香川県の公式ページをクリックすると、出てきました、要潤くん。おー、木内晶子ちゃんもいる。でもこのコピー、「うどん県にようこそ」・・・うーん、あまりにストレート。ヒネリなし。そこらの一般人が日常のジョークで使っていそうなレベルの表現である。いまひとつか?

半ばあきれて読み進めていくと「うどん県、それだけじゃない香川県」というコピーも。全国的な知名度がある讃岐うどんに隠れて、あまり知られていない観光地や地域資源の数々を紹介するのが、このキャンペーンの趣旨なのでしょう。でもそこには、「うどん=主役」「それ以外=脇役」という位置づけが厳然となされているということがミソにもなっています。

そういうクリエイティブの意図はさておき、私が最初に心配したのは、「このCMをテレビで流したんだろうか」「新聞の一面広告で全国に掲載したんだろうか」ということ。もしこれだけの芸能人を使った広告をテレビや全国紙に出したら、少なくとも数億円から数十億円の費用は掛かる。本当にそれを県がやっていたら、このご時勢にそんなバカな税金の使い方はないだろうなと。

でも、それは杞憂でした。この映像は県の公式サイトにアップされたほかは、東京の羽田空港や、地下鉄など電車内の交通広告用テレビモニター、六本木などの街頭大型ビジョンで流すだけ。ポスターも東京都内の要所に貼る以外は、香川県の関係各所に配布するだけだったそうです。テレビのCMも新聞広告も一切なし。

出てくる人はみんな香川県出身の有名人(まだ東京では有名じゃない人も含まれますが・・・)ですが、県の仕事ということでギャラも破格の安さだったとか。

その、あまりお金の掛かっていないPR映像を10月11日に発表したとたんに、公式サイトには1日で17万件のアクセスがあって、一時回線がパンクしたそうです。おかげで、当日の夜のニュースや情報番組、翌日の新聞各紙でも「香川県がうどん県に改名」の報道が流れて、一気に全国的に広がりました。実際、私が今週、横浜や東京に行っていたときにも、向こうの友人が開口一番、「香川県はうどん県になったんだって?」と話しかけられ、その浸透度にちょっと驚きました。

これまでの観光キャンペーンの例からすると、広告代理店が勧めるままに大金を出して首都圏のテレビでCMを流す、あるいは観光キャラバン隊と称して県の職員が何十人も上京して街頭で名産品を配るといったもので、マスコミ報道やネット上で話題になるようなケースはほとんどありませんでした。

今回の香川県のキャンペーン「うどん県」、これは費用対効果でみるとかなりの高ポイントが付くと思われます。現時点での話題の広がりだけで十分PR効果はあったと認められますが、県が潔くも「うどん県」と開き直ったことで、今後もいろんな場面で「あの『うどん県』の香川県」という枕詞が活用できるという副次的な効果が継続していくでしょう。

この急速な広がりと継続性こそ、プレスリリース(記者発表)にインターネット、ツイッター、Facebookという口コミ媒体が連動したPR効果ですね。ニュースが広がる条件に「意外性」と「普遍性」というものがありますが、「香川県がうどん県に」という意外性と、インパクトの強いシンプルなフレーズ「うどん県」、香川県が公式に発表したというニュースもわかりやすい。ブログやツイッター、フェイスブックを通じてあっという間に広がったのもうなずけます。

これが数年前であれば、テレビCM、新聞広告がまずあって、東京の街や電車の中にポスターを貼りまくって、ようやく首都圏で認知度が少し上がる程度だったと思います。費用対効果は数倍、数十倍の開きがあるでしょう。今回の「うどん県」は、金よりも頭を使うPRとして、企業にも応用できる有効な戦略だと思いました。

Written by COZYSENOO

10月 23rd, 2011 at 5:23 pm

Posted in 未分類